庭先やベランダへの猫の侵入や糞尿被害にお困りではありませんか?そんなとき、人工芝を敷くことで、猫が近寄りにくい環境を作れる可能性があります。
この記事では、人工芝がなぜ猫対策になるのか、その理由と、より効果を高めるための具体的な方法を詳しく解説します。大切なご自宅を猫の被害から守るためのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
人工芝で猫対策できる理由

地面を掘れない・排泄しづらい環境になるから
柔らかい土の上で穴を掘って排泄し、その後砂をかけて隠すという習性を持っている猫。人工芝で地面を覆うことで、猫は穴を掘れなくなります。また、人工芝の素材感は猫にとって排泄に適した場所とは感じにくいため、トイレの場所として選ばれにくくなります。この習性を妨げられることで、猫は自然と他の場所を探すようになるのです。
肉球への不快な刺激があるから
猫の肉球は非常にデリケートで、地面の感触を敏感に察知します。人工芝の葉は、種類によっては硬くチクチクとした感触のものがあり、猫がその上を歩くと不快な刺激を感じることがあるのです。この歩き心地の悪さが、猫に「この場所は通りたくない」と思わせ、侵入を防ぐ一因となります。猫が嫌がる硬めの人工芝を選ぶことも、対策の一つとして有効です。
猫が嫌がる臭いをキープできるから
猫は非常に嗅覚が優れており、嫌いな臭いがする場所を避ける習性があります。人工芝は土の地面とは異なり、液体が浸透しにくいという特徴があります。そのため、木酢液や市販の猫よけ忌避剤など、猫が嫌う臭いを散布すると、その成分が流れにくく効果が長持ちします。定期的に散布を続けることで、猫に「ここは嫌な臭いがする場所」と学習させ、効果的に遠ざけることが可能です。
人工芝だけでは不十分かも?

猫よけ対策の効果は、猫の性格や好奇心の強さといった個体差に大きく左右されます。 ある猫には効果的だった対策が、別の猫には全く効かないということも珍しくありません。人工芝のチクチクした感触を嫌がる猫もいれば、まったく気にせずに上でくつろいでしまう猫もいます。 一種類の対策に頼るのではなく、複数の方法を組み合わせて試すことが成功の鍵です!
猫対策に効果的な人工芝+α

香り
猫の優れた嗅覚を利用し、苦手な臭いで寄せ付けないようにします。市販の猫よけスプレーはもちろん、安価な木酢液・竹酢液や食用酢を薄めて定期的に散布するのも有効です。また、ローズマリーやゼラニウム、レモングラスといった、猫が嫌う香りのハーブをプランターで育て、人工芝の周りに置くのも良い方法です。香りの効果で猫の侵入を防ぎましょう。
聴覚・視覚
音や光、動きで猫を驚かせて追い払う方法も効果的です。センサーで動きを感知し、猫には聞こえる不快な超音波を発生させる「超音波忌避センサー」は、猫を傷つけることなく遠ざけます。また、同様にセンサーで感知して水を噴射する「センサー感知式散水機」も、水を嫌う猫を驚かせるのに役立ちます。これらは猫に危険な場所だと学習させるのに有効です。
触覚
猫が歩く場所の不快な感触や、物理的な障害物で侵入を防ぎます。猫の通り道や糞尿をされやすい場所に、プラスチック製の「とげとげシート」を隙間なく敷き詰めると効果的です。また、猫が嫌う足元の感触やカサカサという音を利用し、「アルミホイル」や「目の細かい網」を敷いておくのもかんたんな対策としておすすめです。